長く続いた雨も、やっと上がりそうな気配がしてきました。
あと1、2週間で梅雨が開けますね!今年は一斉に蝉が鳴き始めるかもしれません。蝉・・・大嫌いなんだが。。。笑
うちのお姉ちゃん(よもぎ)の方は、1年ほど前から下痢を繰り返していて、なかなか良くなりません。
食欲はあるのですが、食べても食べても下痢をしてしまい、通常7,6kgあった体重も、、6kgを切るんじゃないかというところまで痩せてしまいました。
一番体重が減ったのは、下痢が始まって半年くらいなので半年で体重が1,5kgも減ることは犬の場合危機的状況でした。
栄養が吸収できずに、ガリガリになり顔の脂肪も無くなってしまったので細長い顔をしていました。
可哀想で、当時の写真はあまり撮っていませんが、参考までに探してみました。
覇気の無い表情になって、体力が無いので弟とも遊ばなくなり、1日中場所を移動しては寝るだけの日々を送っていました。
夏なのに寒くなるようで服を着せたり、膝掛けを掛けてあげて過ごしていました。
獣医さんからは、6kg切ったらもう入院させましょうと言われていました。
彼女は元々小柄で、一番体重があった時でも8kgちょっとくらいしかない子でした。
4〜5歳をピークに徐々に減少し、7,5kg前後をキープしていました。体型もどちらかというとボステリっぽい細い体型です。
痩せたことで脚がフラついたりする様になってきたので、私たちもこのまま弱ってしまうのではないかと不安でした。
獣医さん曰く、シニアの子は、慢性的な下痢を繰り返しやすい。治り切らずにぶり返すので抗生剤をずっと服用する子も中にはいるのだそうです。
確かに、抗生剤を飲んでいる時は良い便が出るのですが、抗生剤を中止して1週間ほど経過すると徐々に便が柔らかくなります。
彼女も体重がこれ以上落ちない様に抗生剤を飲み続けながら、腸内の善玉菌を増やせる様にとサプリメントの摂取が始まりました。
最初は普段病院で処方する割と安価なサプリから始めたのですが、あまり善玉菌が増えずに下痢を繰り返してしまっていました。
次に、海外製品ですが、効果が期待出来るのではというサプリメントを試してみることに。
ミネルヴァという会社が輸入・販売元の「シンバイオティックD-C」という犬猫用のサプリメントです。
このサプリメントには、プロバイオティクスとプレバイオティクスが両方入っています。(両方含まれていることをシンバイオティクスと言います)
プロバイオティクスとは、乳酸菌の事で、こちらのサプリメントには生きたままの善玉菌が入っているそうです。
そして、プレバイオティクスとは、善玉菌の餌になる成分の事で、このサプリメントにはオリゴ糖などが含まれているんだそう。
人間のサプリメントと同じだー!と説明を受けながら思いました。
このサプリメントを1日1カプセル服用します。
1箱に50錠入っているので、2ヶ月弱服用できます。
こちらのサプリメントを3〜4ヶ月試してみたところ、初めに服用していたサプリメントよりかは効果はあったものの、時々やはり噴射するような下痢を起こしたり、いまいち安定しなかったんですね。
抗生剤を止めて2週間くらい経過すると、徐々に下痢が始まってしまいまた抗生剤を飲んで下痢を落ち着かせるという繰り返しです。
体重も含め、これ以上の効果は見込めそうにありませんでした。
そこで、獣医さんがもう一種類サプリメントがあるのですが試してみますか?とお話を伺ったんですがー・・・
シンバイオティックの倍近いお値段でビックリ。それも先生が個人的に輸入しているんだそうです。
でも、このまま抗生剤と付き合うということは、いずれ他の内臓疾患にも繋がりかねないと思い、コストなんて考えていられないので次のサプリメントを試してみることに。
「マイトマックス」というサプリメントです。
これは、乳酸菌の株が全く異なるものなんだそうです。先生のお話がうる覚えですみません。
このマイトマックスに切り替えてから、1週間ほどで何と便の状態が安定してきました。
現在は服用して3ヶ月半くらいです。全く下痢が起こらないというわけではないのですが、水状の下痢には一度もなっていません。
緩くてもニュルニュル状?が殆どです。
全盛期と変わらない良い状態の便の回数も増え、それに伴い体重も少しづつ増量中です!
抗生剤の服用も全くしていません。サプリメントのみで維持しています。
サプリメントでこんなにも変わるなんて思ってもみませんでした。
そもそも、サプリメントは全般的に大したエビデンス(科学的根拠)もない物が殆どなので信用していなかったんですね。
ただ、乳酸菌類のサプリメントは一部の物は良いと聞いていたくらいで。しかも動物用サプリメントでこんなに効果があるものがあったなんてびっくりです。
もし、サプリメントの取り扱いがない病院だったら・・・今頃、持ち直すことはなかったのかもしれません。
背骨が浮き出る程ガリガリで寝てばかりだった彼女が、最近では弟とブヒレスするようになり、家で走り回っています。
こんなに回復するなんてね。奇跡だと思いました。
このまま、体重が少しでも増えて、便の状態が継続して落ち着いてくれたら、また皆んなでお出かけ出来るかもしれません。
まだまだ、思い出作りさせて欲しいです。
今週末は通院日なので、また経過を追記したいと思います。
シニアの子で、慢性的に便の状態が不安定だったり、下痢を繰り返す子はもしかしたらサプリメントで腸内環境が整う可能性があるかもしれません。
治療(合うサプリメントを探す)期間は決して短くはないと思いますが、今回の事で腸内環境の改善は、寿命さえ左右してしまう大切な事なんだと実感しました。
下痢や軟便などの症状が時折見られて悩んでいらっしゃる飼い主さんは一度獣医さんに相談してみるのも手だと思います。
うちの子だけかもしれませんが、腸内環境が悪く下痢が続いていると、本犬もイライラしていたり頻繁に吠えるようになりました。
人間も腸内環境が悪いとストレスが溜まりやすくなったり、イライラしたり様々な体調の変化がある様に、犬も同じように感じたりするのだと思います。
うちの子達も、1日でも長く楽しく穏やかなシニアライフを送って欲しいです☆
少しでも参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただきありがとうございました。
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