こんにちは!前回の記事「犬服を手作りしたい方・・・・・」に続き、今日は犬服の作り方を紹介したいと思います。
これから犬服をご自分で作ってみたい方や、作り方を調べている方の参考に少しでもなったら嬉しいです。
作ってみれば意外と簡単!手作り「犬服」
今回は、普通ミシンとロックミシンで縫っていきますが、普通ミシンだけでも作ることが出来ます。
ちなみに、我流で作っていますので専門的な技術、名称など間違いもあるかもしれません。ご了承くださいませ。
準備「タンクトップ編」
ミシン、生地、リブ、型紙、お裁縫セット(チャコペン・糸切り鋏など)
工程1 「型紙を合わせて生地を裁断する」
型紙は過去に作成していた物の中から選んでいます。
何度も作り直しているのは、成犬になってからも体重の変化はないけれど体型が変化するので微妙に胸囲や腹囲などのサイズを変えて作っているからです。
型紙のベースは、本に付いていた型紙を使っていましたが、1回作ってしまえば作った型紙をベースに新しい型紙を作りどんどんアップデートすることで愛犬の体型に合った型紙が作れるようになると思います。
当時型紙を作った本はこちらの本に付いていた型紙です。
おそらく中古なら同じものがあるかもしれません。現在は販売されていません。
同じような本で、分かりやすい物を見つけましたので良かったら見て見て下さい。
初心者の方でもわかりやすい内容になっています。
もう一つ型紙を作る方法としては、愛犬に合うサイズの服(使い古しの捨てても良いやつ)を分解して型紙を取る方法です。
生地を2つ折りにして型紙を留めます。通常、チャコペンで印をつけるのは型紙の際だと思いますが、
作る服や生地によって寸法を少し変えたりするので、私の型紙は「縫い代」の部分はなく、生地に直接縫い代分をプラスした寸法で印をつけていきます。
前・後身頃の生地裁断が終わったら、ついでにリブもカットしておきます。
リブも裁ち鋏で構いませんが、写真のピザカッターのような物で切ると切り口が綺麗に整います。
首と裾、腕周りのリブは基本的に同じ太さで大丈夫ですが、トレーナーやパーカーなどの服を作るときは、裾のリブを太くするとオシャレに見えますよ!
左が弟、右がお姉ちゃんです。
工程2 「身頃を縫う」
リブを付ける前に、身頃を合体させていきます。
生地の表同士を合わせて、青い点線部分を縫っていきます。
ロックミシンの方はロックミシンで、普通ミシンの方は、かがり縫いで縫っていきます。
反対側と、肩の部分も同じ様に縫っていきます。
全部縫ったら、一度試着をしてもらいます。そうすることで、リブのテンションの強さやサイズ感が合っているのか確認ができて失敗を防げると思います。
工程3 「縫い代の処理」綺麗に仕上げるコツ!
このままリブを付けてしまっても良いのですが、縫った箇所の裏側の縫い代を表から押さえて縫うと綺麗な仕上がりになります。(分かりにくくてすみません)
両脇腹、肩をそれぞれ縫っていきます。ここを縫ってあげることで、着せる時に爪が引っ掛かったりするのも予防できますし、服の伸び過ぎなどの防止になり長持ちします。
全部縫い終わると・・・
この工程をしないと、表から見て縫った所が凹んでしまたり、服自体がモコモコしたシルエットになります。
形が出来上がりました!
工程4 「リブをつけていく」上手に付けるコツ!
次にリブを縫い付けていきます。
見た目が綺麗に、着せた時に弛みがなくリブが身体にフィットするように縫うには、縫いながらリブにテンション(引っ張る)を掛けていく事が必要です。
リブを引っ張った状態で縫うということは、リブの長さは取り付ける長さよりも短くていいという事になります。
リブの伸縮にもよりますが、大体取り付ける長さの半分〜3分の2ほどで十分です。
私の個人的な好みは3分の1〜半分くらいの長さで作ります。(リブの種類にもよりますが)
リブの長さが短ければ短いほど来た時にピシッとしますが、その分縫う作業はよりテンションを掛けながらになりますのでやりづらくなります。
首のリブから付けていきます。まずはリブの加工をするので長さを決めリブを裁断します。
写真のリブは、輪っかになっている状態です。1本の場合は2つに折って輪の出来る方を左側に持っていきます。
自分が縫えそうなテンションで初めは長さを決めた方がいいと思います。慣れてくればきつめのテンションでも縫えるようになります!
裁断したリブを輪っかにしていきます。
両側の角を落としておくと、生地同士が無駄に重ならないので縫いやすいと思います(個人的に思っている)
折ったリブを身頃の首に合わせてクリップかまち針で留めます。
*すみません写真を撮り忘れてしまいました!すでに縫ってある物ですが、イメージが沸くと良いです!
上から見ると
こんな感じです。本当にすみません・・・
ミシンにセットして縫っていきます。慣れている方は最初からロックミシンで縫っても大丈夫です。
コツは、身頃は引っ張らないでリブだけを少しずつ引っ張りながら縫っていきます。
この工程を裾・腕全て行います。
首だけ付け終わるとこんな感じです。テンションを掛けながら縫うとリブが締まります。
注:裾のリブに関しては、テンションを掛けすぎてしまうと着せた時に裾がずり上がりやすいのでテンションは弱めが良いと思います。もし、余裕があれば、背中側のテンションを緩く、その分お腹側のテンションをキツめにすると背中はずり上がったり、毛に引っかかりにくく、お腹はカパカパせず、シルエットが綺麗に仕上がります。
工程5 「リブの処理をする」
リブを付けた縫い代部分をロックミシンか普通ミシンのかがり縫いをします。
一度リブを付けてから再度かがり縫いをすると手間になるのですが、リブの取り付けが一番失敗しやすいので面倒でも2工程に分けた方が安全に思います。
全箇所縫い終わった所↓
工程6 「完成度を上げる!」
このままでも十分なのですが、着せた時にモコモコしたシルエットになります。その方が良ければ完成でも大丈夫です!
私はモコモコはあまり好きではないので、さらにリブの縫い代を身頃側に縫っていきます。
シルエットが綺麗になる以外にも、リブの伸び過ぎを防いだり、服自体も長持ちしますよ!
全箇所縫い終わった所↓
これでタンクトップの完成です!
ちなみに、最後のリブの縫い代を縫わないのと比較すると・・・
これだけ変わります!
それではお二人に試着していただきましょう!
横から見るとこんな感じ↓
今回は同じリブの色をお揃いにしてしまったので、間違えないようにお姉ちゃんの裾にリボンをつけました。
スカートが苦手なお姉ちゃんはリボンが嫌いです(笑)この大きさがギリギリです。
あと、お姉ちゃんはジャストフィットサイズより少しゆとりのあるサイズが好きな模様。
パジャマなどはなるべくゆったりサイズで作ってあげています。
お洋服が苦手なワンコちゃんは、ゆったりサイズを着せてあげると慣れてくれるかもしれませんね!
今回は、このタンクトップの他に、ワッフル素材のパジャマと、ラグラントレーナーなどを作りました。
作っている途中で、この生地見覚えあるなぁ〜なんて考えていたら、以前お友達に作ったのを思い出しました。この生地ってお友達の生地では??(友よ!ごめん!勝手に使ったかも!笑)
基本のタンクトップに慣れてきたら、袖付きなどのトレーナーやTシャツ、パーカーなども作れるようになりますよ!
綺麗に、着やすさも求めるのなら、面倒な手間を少しだけやってあげるだけで売り物に近い品質の服が作れます。
少しでも参考になれば嬉しいです!
説明不足なところがありましたらすみません。また、他の犬服を作った時や、型紙を作成する時にUPしたいと思います☆
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