多頭飼いのメリット・デメリット。我が家の2頭目が決まるきっかけから迎える準備、実際に多頭飼いをしてみて感じた事をまとめてみました。

■nicoge(frenchbulldog)

我が家はフレンチブルドッグという犬種を多頭飼いしています。

月齢の差は1歳半ほどで比較的歳は離れていません。

我が家の多頭飼いの経緯はおそらく参考になるかわかりませんが、多頭飼いして感じたことを書いていこうと思います。

フレンチブルとの出会いから2頭目を迎えるまで

1頭目を迎えたのは結婚が決まってからで、私の生活環境(仕事など)が変わるタイミングで今ならパピーのお世話が出来るかもと思ったからです。

我が家はいずれ夫婦で起業することが決まっていたので忙しくなる前にゆっくり育てられる時間が欲しかったのです。

ブリーダーさん宅で初対面した時

胴体で生まれた4匹の中の一番小さな子でした。

この時は多頭飼いなんてする気は全くなく、この子だけ大切に育てようと思っていましたが、他の記事で書いた通りこの子は後に耳が聞こえていないということがわかります。

難聴の子が生まれたということはブリーダーさんに報告しなくてはいけませんので(遺伝の影響もあり、今後の繁殖を止めるため)ご連絡をさせて頂いた上で、今後(彼女の老後)の事、私たちの今後の生活スタイルを考え、パートナーを迎える事にしました。

月齢が近かったのは、逆に離れすぎてしまうと仲良くなりづらい場合があるそう。性格にもよりますが、彼女の場合は割と神経質で当時1歳半にしてかなり我が強くなっていてお散歩中に他のワンちゃんと仲良く出来なかったんですね。(オラオラしてしまいます。笑)

ですので、近い方が良いのではと私たちも思いました。

2頭目をお迎えした翌日。12月で寒かったので服を着させたのですが、全く嫌がりませんでした。後に被り物が大好きだった事が判明。

多頭飼いをするために越えなければなぬ家問題

そして2頭目を迎えるにあたり、しなければならないことが意外とありました。

先ず、当時住んでいたマンションの規約は犬1頭までの飼育だったので早急に引っ越しをしなければなりませんでした。

駅前に住んでいるのにも関わらず、10年前のペット物件は1頭飼いの物件がほとんどで多頭飼い(しかも中型犬)の物件を探すのは困難でした。

4年前にも引っ越ししているのですが、その時はペット専門の不動産にお願いしても3件くらいしか条件が合わず希望していた地区より遠くなりました。

現在の家に引っ越しした時。犬達と私だけ先に新居へ行き、荷物が届くのを待ちながら犬達は家中を探検していました。

賃貸にお住まいの方は多頭飼いをする際は先に物件を決めてからお迎えの日を決めた方がいいのかもしれません。

我が家は、耳が聞こえないという事が発覚して急展開したのでかなり慌ただしく、物件に関しては本当に焦りました。

現在は、ペット専門の不動産や、多頭飼育可能物件を多く扱っている不動産サイトなどが増えていますので探しやすいと思います。

物件数の多さが魅力の「ペットホームウェブ」では、全国の物件情報が検索できます。

先住犬の物を使い回すことはできない

準備は住む所だけではなく、用意するものも意外とありました。

①トイレ

上の子と一緒に使えばいいやと思っていたトイレ(マーキング合戦をするのでサイズが小さくてシートの交換が大変)を大型犬用に買い替えました。

下の子は男の子だったので、万が一脚上げするようになったらと思い囲いがついているタイプのトイレに変更しました。別記事:「匂いが付かない!おすすめトイレトレー

②ケージ

ケージももう一つ買い足したのですが、1頭飼いする予定で大きめのケージを買っていたのでもう一個ケージを増やすと部屋が狭くなり過ぎて人間も窮屈ですし犬達も遊ぶスペースが狭くなるしで、結局元々あった大きいケージを無くし小さめのケージを2つ買い直しました。この2つは自由に組み立て出来るので、1つの大きいケージにも変更可能です。(現在は廃盤商品になってしまっています)

引越し当初の写真。その後床にクッションフロアを敷きました。

現在はケージを2つに分けて使っていますが、2頭一緒の方がやっぱり嬉しそうでしたね。

③その他雑貨や日用品

その他にも当たり前ですが、食器やお散歩グッズ、ベッド、洋服(短毛なので冬用)など個体の大きさも違うので結局使い回すことが出来ずほとんど新しく買いました。

毎月のコスト問題(予期せぬ疾患が見つかって継続的にコストが上がる可能性も)

準備するものは一度してしまえばいいのですが、あとは毎月のコストも2倍ということを考えなくてはいけません。

迎える前にある程度計算していたつもりが、実際は大体オーバーします。

我が家の場合は、2頭とも疾患があり療法食を食べているのでフード代だけでもかなりコストが高いです。

それに加えて毎月病院で薬をもらったり定期的に検査をしたりなど、医療費もかなり高いです。

健康な子なら、年間かかるのは狂犬病・ワクチン・フロントライン・フィラリアなどとフード・トイレシートくらいで済むのですが、疾患が出るか出ないかはパピーの頃はわからないことがほとんどで大体2〜3歳くらいになると出てくることが多いそうです。

ですので、迎入れる前にはもし疾患が出たら・・・というイレギュラーな対応が出来る蓄えや医療費などを毎月捻出できるのかなど考える必要があると思います。

これは、弟の結石が尿管に詰まって夜間救急で処置をして頂いた明細です。合計約4万円

なんだかんだ書いていて、読み返してみたらデメリットばかりを書いていました。笑

でも、それだけ多頭飼いは大変な事なんだと思います。

もちろん良い事も沢山あります。

☆1番は、お耳の聞こえないお姉ちゃんのサポートを自然と出来る様になってくれた事。(別記事:https://www.nicoge-life.com/deafness/

☆飼い主が相手をしなくてもnicoge達で勝手に遊んでくれる事。(共働きで忙しいので本当に助かります)家事をしている時も私の見える所で遊んでくれるので、微笑ましい姿を見ながら家事ができます!

☆お留守番が寂しくない事。(これはかなり大きいです!多頭飼いされている方は皆さん思ってらっしゃると思います)大地震の際はおそらくお互い心強かったと思います。

☆毎日が楽しそう!何より本犬達が充実している様に見えます。朝、ご飯を食べてそれぞれのケージから勢いよく飛び出すと、どちらからともなく追いかけっこが始まる毎日。人間で言うと幼稚園生くらいの子供が2人いる様な賑やかさです。

毎日の「ブヒレス」は欠かさない

遊び疲れたら仲良く日向ぼっこをしながら二度寝をして過ごします。

☆nicoge達のやりとりを観察するこちらも楽しい!何ならTVなんて付けずにnicoge達を見ている。

☆飼い主を取り合う姿に萌える(nicoge達は超絶ヤキモチ焼きです)

と、とにかく1頭より2頭の方が断然楽しいのは間違いありません!断言します(笑)

楽しいのは私たちだけではなく、nicoge達も色々な遊び方を作り出したり、時には2頭で何かおねだりに来たり、時々喧嘩もしながら犬同士の絆を深めている様に見えます。

そして、飼い主にあまり興味を示さなかった耳の聞こえない彼女は、弟という存在が出来たことで飼い主に甘える事の心地よさや嬉しさ、寂しさややきもちなど沢山の感情に気付く事が出来たと思います。

犬本来の生き方

多頭飼いは相性にもよりますが、本来群れで生活する動物なので犬にとっては幸せなのではないでしょうか?

私たちは最初、多頭飼いをするつもりはなかったものの彼女の幸せを考えたら後悔はないと思いました。

大変な事も勿論ありますが、毎日何気なくnicoge達と過ごせる日常を本当に幸せだと感じています。

多頭飼いを考えていらっしゃるオーナーさんの背中を押すわけではありませんが・・・毎日楽しいですよ!

ただ、やはり経済的な事や自分の時間をどれだけ犠牲にできるか(お世話に時間を使えるのか)などを十分に考えてから決めることをお勧めしたいです。

1頭でも、捨て犬や飼育放棄のワンちゃんが減るために、深く考えるべき事だと思いました。

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

今後も色々なテーマで感じたことを書いていけたらと思っていますので、またご覧いただけると幸いです☆

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