虹の橋

■nicoge(frenchbulldog)

あれから、どれだけの月日が経ったのだろう。

2024年1月3日、可愛い可愛い大和は、私の腕の中から旅立ちました。

そしてその5ヶ月後の5月21日、愛する蓬も…

大和は亡くなる2ヶ月ほど前に肺炎を発症し、一時は回復したのですが肺炎がきっかけでどんどん衰弱して。腎臓も一気に悪くなりあっという間に亡くなりました。

先生は老衰もあったと思うと、おっしゃってくださったけれど、亡くなる数時間前まで部屋を彷徨き興奮し、何かを訴えるように泣き叫び、その姿は制御出来ないほどの力でした。

そして、力尽きたかの様に伏せをして、すやすやと寝はじめました。

3時間ほど経過した所で、主人が大和の呼吸がおかしい事に気がつき、抱き上げると既に力は無く手足がだらんとしていました。

小さな呼吸がまだ聞こえたので、私は抱っこを代わり必死に名前を呼んだのです。

大和は一度だけ、「スゥー」と息を吐き…息を引き取りました。

今思えば、病気による亡くなり方だったのではと。

まだ、生きていたいと泣き叫んでいた様にも思いました。

コロナがなければ、きっともっと長生きできたのでしょう。

チオラさえ飲めていれば、手術することもなかったのに。

何も出来なかった、大切な子を守ってやれなかった事が悔しくてなりません。

蓬は、大和が亡くなって間もなく、以前から発症していた中耳炎が酷くなり、内耳炎となって顔が腫れだしました。

四六時中、鼻から膿が出て呼吸が苦しそうで。

大和が亡くなった事も重なってか、食欲も、元気も、日に日に落ちていきました。

でも、蓬は最後の最後まで生き抜いて、心臓を使い切って旅立てたのです。

心停止したのがご飯中だったのは私たちにとって辛かったですが、逆にご飯中だったからこそ、夫婦で蓬のお世話をしている最中に看取れたんだと思います。

あと数分遅かったら、主人は仕事に出掛けていました。

蓬が全て決めたのだと。

2匹とも、本当に最後まで頑張りました。

最後まで、懸命に真っ直ぐ、最後の一呼吸まで大切に生き抜いたのだと思います。

いつかまた、必ず再会したい。

この世でも、虹の橋でも。

今の私に出来ることは、あの子達に恥じない様、毎日を悔いなく生きる事。

人として、常に成長し続けること。

自分の周りに居てくれる人達を、幸せにすること。

毎日、全てに感謝できる人であること。

そう頑張ると、あの子達に伝えたから。

1日たりとも忘れずに、生きています。

いつかまた、そう遠くない時期に犬を迎える日が来るかもしれません。

それは、あの子達を忘れたからではなく、犬と暮らすという事がどれだけ幸せで、どれだけ色んな事を学ばせてくれるかを知っているからです。

それと、あの子達から学んで、行動せずに後悔した事もまた次に活かして幸せにしてあげたい。

ただ単に「動物を飼いたい」だけではなく、様々な気持ちがあります。

だからこそ、前向きに考えています。

まだまだ泣いてしまう日もあるけれど、きっとあの子達は応援してくれていると信じて。

沢山の方々に支えて頂き、応援して頂き、心から感謝申し上げます。

こんな温かな環境にいれた私は、本当に幸せ。

ありがとうございました。              

                                    2024.11.8 Yuki

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