こんにちは。
実は先日、やまとくんは尿管に石を詰まらせて夜間救急にお世話になりました。
今日はその時の事をお話ししたいと思います。
同じ尿結石症の子をお持ちのオーナーさんの参考に少しでもなればと思います。
尿結石、尿道に石が詰まってしまった
始まりは当日の朝散歩時・・・
朝は夫が散歩に連れて行ってくれるのですが、夫から「やまと、おしっこの量が少ないかも?ポタポタ出る感じ?」と連絡がありました。
幸運にもその日の午前中は仕事に余裕があったので、私だけ出勤時間を遅らせて少し様子を見ることにしました。
昼前まで様子を見ていたのですが、元気は元気。ただ、やっぱりおしっこの量が少ない・・・というか、勢いよく出ない感じがしました。
でも、全く出ていない訳ではないんですね。飲んでいる水の量を考えるとそんな日もあるかな?くらいの量でした。
とりあえず本人も元気なので昼から少しだけ仕事をしに行き、時々留守番カメラで声掛けして無事を確認し19時頃早めに帰宅しました。
帰宅後、ケージから出すと・・・
帰宅した時は元気よく鳴き、ママーと私を呼ぶほどいつもと変わりありませんでした。
ケージから出してあげるとリビングのトイレに走って行き、オシッコをする姿勢をするのですが、
出てくるのは「ポタポタ」
・・・これは確実に詰まっている!!!と確信。直ぐ夫に連絡を入れました。
夫が帰宅する間、救急に行く準備をしながらやまとくんを観察。
意外にまだケロッとしているのですが、オシッコがしたいと感じているのかトイレを行ったり来たりしています。
8年前は、完全に詰まっていたので短時間で元気も無くなり明らかな症状が出ていたのに対し、
今回はポタポタと垂れることで短時間で膀胱が尿でパンパンになる事はなかった様で時間にとても余裕がありました。
夫が30分程で帰宅したので救急に電話を入れると、2、3時間お待ち頂くかもしれませんので他院のご検討も・・・と言われました。
他院と言われてもどこの救急も車で1時間はかかる。行った所で混雑していたらそっちの方がリスクが高いと判断し待っても良いので今から伺いますと伝えました。
電話した救急は、8年前にも処置をして頂いた総合病院で車で自宅から15分程の所にあります。
病院到着
電話を切った後、直ぐ向かったのですが意外にも思った程混雑はしていない気がしました。
受付を済ませ、待合室で待機していると床にポタポタと尿が垂れる様に。
先に膀胱内に尿がどれくらい溜まっているのか見てみますと、処置室に運ばれました。
5分ほどでやまとは戻り、かなりもうパンパンなので順番関係なく空き次第ご案内しますと言っていただけてホッとしました。
それから呼ばれるまで30分はかからなかった気がしますが、その間にやまとくんが常にオシッコをする姿勢をしだし、苦しそうにしていたので限界が来たんだとわかりました。
直ぐ処置室に呼んでいただいたお陰で、腎臓へのダメージもありませんでした。
処置法は、尿道からカテーテルを通し尿道内に詰まっている石を膀胱に押し戻すという処置です。
8年前は、全く鳴かなかったやまとくんですが、今回は前立腺肥大が進んで尿道も細くなっていたのか処置室の中から聞いた事のない叫び声が聞こえました。
30分ほどで処置が終わり、一度部屋に呼ばれ説明を受けました。
無事に石は膀胱に押し戻されて、尿が100ml 出たとのこと。
血液検査の結果も問題はなく、もう大丈夫ですと。脱水防止の為、念の為に背中に点滴を入れておきますと言われました。
トータルで1時間半ほどで終わりました。処置が終わったやまとくんはケロッとしています。
8年前もそうだった・・・笑 きっと飼い主側の精神的ダメージの方が大きいです。
思い出せる範囲でバーっと書いたので箇条書きの様になってしまいました。読みづらかったらすみません。
夜間救急での診療費は?
参考までに、今回かかった費用の明細を載せておきます。
8年前の明細と見比べてみたら、今回はレントゲンは撮らなかった様です。
ま、2回目で同じ処置なので撮らずだったのか、もしくは撮っていると間に合わないということだったのか。理由はわかりません。
救急にしては思ったより高くなかったかな?という印象でした。
保険負担額というのは、アニコムの50%です。
こちらの病院では、カード決済か現金のみの対応でした。
帰宅
家にたどり着いたのは11時半頃。
それぞれ皆んな疲労困憊で食事もまともにとらずなんとかお風呂だけ入って寝ました。
やまとくんは処置後、気をつける事などは特になく脱水にならない様にお水の管理を気をつけるくらいで普通になんでもして大丈夫ですと言われました。
翌日の朝には元気にお散歩にも行きましたし、オシッコの出具合もとてもよかったです。
翌朝のオシッコに鮮血が混じっていたのですが、病院の方から処置の影響で最初血尿が出るかもしれませんと説明があったので慌てることはありませんでした。
その後血尿は直ぐに治りました。
膀胱結石があるワンちゃんの生活の中で気をつけること
とにかく一番大切なのは「日頃から観察する事」だと思います。
個体によって膀胱の大きさも違えば尿量も違う。1度に出すオシッコの量も違えば出具合も違います。
最低でも観察しておくべきことは、
- 1日のお水を飲む量(計量カップで決まった量を入れ、残した量を測る)
- オシッコの回数
- オシッコの量(目視)
- オシッコの出具合(勢いよく出ているのか、ポタポタ、チョロチョロなど)
この4つは必須だと思います。
この他にお薬の管理、おそらく結石用の療法食を食べていると思いますのでその他のオヤツに結石が出来る原因成分が含まれていないかなどを調べておくと良いと思います。
これだけ観察していれば、救急にかかるかどうかの判断がつきやすくなります。
尿道に石が詰まった場合、時間が経過すればする程急性の腎不全になるリスクが上がりますので時間勝負になります。
いざという時に、適切な判断を迅速に行える様これからも気をつけていきたいと思いました。
石が溶け切るまで、飼い主の気は抜けませんが毎日観察してあげることしか今はしてあげられないんですね。
可哀想に。代われるものなら代わってあげたいです。
アイコンタクトで助かった?
そうそう、救急に行こうと判断をしたもう一つの材料にやまとくんの意思表示がありました。
しつこいくらいに「チッチ出ないの?」と問いかけてたのですが、普段しつこく話しかけると面倒臭そうにするのに、何度も何度も「出ない」と返事をしてくれたことです。
幼い頃からアイコンタクトを教えてYes/Noの返事をさせていたことでやまとくんも訴えることが出来たのだと思います。
あくまで我が家の教え方ですが、以前記事を書いていますので良かったらご覧ください。
「我が家の犬のアイコンタクト練習方法、上手に出来れば簡単な会話も!」
最後に・・・
起きてほしくない事が今回起きてしまったわけですが、今後もまた詰まる可能性があります。
ザッと書いてみたのですが、判断基準や救急病院の事、普段から気をつける事などいざという時に冷静に判断出来るようにいたいですね。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
P.S
やまとくんは元気にYouTuberをやっておりますのでご心配なく!!
良かったら動画もご覧くださいませ☆
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